サーマルカメラの価格相場

今やお店やオフィスなどに行く際、よく見かけるようになったサーマルカメラ。
簡単に検温できるだけでなく、アルコール消毒液を噴射してくれたり、一定温度以上の熱を発している人に対してアラーム音を鳴らしたりしてくれるなど、さまざまな機能がついているものも増えています。
では、これらの値段はいったい、いくらくらいなのか? 気になっている人も少なくないでしょう。
ここでは、サーマルカメラの価格相場について解説します。

サーマルカメラの価格相場とは?

サーマルカメラの価格相場はどれくらいか。価格帯ごとの、サーマルカメラの特徴を紹介します。

1.10万円台(TiSens:New Innovations、昇太郎体温計測タイプ:塚本無線etc)

サーマルカメラは、安価なものでは10万円台から販売しています。
例えば、TiSensはセンサー付きアルコールスプレーやマスク非着用の自動検知、発熱者検出アラームといった機能がついていますが、値段は16万円(税別)。
先着2,000社様限定で20%オフの12万8,000円(税別)になるキャンペーンも行っています。
検温に特化し、不要と見なされている機能を省いたことで低価格を実現。
品質も高く、大手企業や全国に事業所を配備しているような会社でも導入されています。

昇太郎体温計測タイプも小規模施設向けに機能を絞ることで、16万8,000円(税込み)という低価格を実現しています。

2.20万円台(顔認証型AIサーマルカメラ+フロアスタンドセット:アイリスオーヤマ、xthermo-md2-21:高昇etc)

20万円台のサーマルカメラになると、10万円台に比べて高性能を喧伝(けんでん)する製品が多くなってきます。
例えば、アイリスオーヤマの顔認証型AIサーマルカメラ+フロアスタンドセットは、高速認証約0.2秒、認証精度99%以上と業界最速の認証スピードをうたっています。
個人認証もできるため、オフィスの勤怠チェックも同時にしたい企業などに向いています。

ほかにも、高昇のxthermo-md2-21もマスクを着けたままでの温度測定はもちろんのこと、顔認証が可能。
日本語だけでなく、英語・中国語などの多言語機能もついています。

3.30万円以上(TMT-01S:ソリッドカメラ、TOA-TEX-1000:東亜産業、D20A-FS:日本アビオニクスetc)

30万円以上のサーマルカメラとなると、かなり高機能な製品が増えてきます。
例えば、ソリッドカメラのTMT-01Sは10万件もの画像を記録可能。
そのうち、最大22,400人分を個別登録することができます。

東亜産業のTOA-TEX-1000では、なんと32インチもの大画面がお出迎え。
200万画素のカメラとタッチパネル対応の液晶、キャスター付きモニタースタンドセットなどあらゆる高性能な備品がついてきます。

また日本アビオニクスのフィーバースクリーニングシリーズの一つである、D20A-FSは、ドーム型のサーモカメラ。
離れたところから測定可能で、集団検温や歩きながらの検温に適しています
パソコン上に熱画面を表示してくれるソフトも標準で添付されています。

実際にサーマルカメラを導入するにあたって「補助金が出るのかどうか」といった周辺知識も併せて知りたいという方は、こちらのサーマルカメラの補助金の種類の記事をご覧ください。

アプリ型とモニター型の違い 

 

各種施設やイベント会場などにて幅広く導入されているサーモカメラには、さまざまな種類やジャンルが設けられています。 

また、それぞれの種類・ジャンルによって、特徴や魅力ポイント、各種性能などが大きく異なります

 

以下では、サーマルカメラの一種に分類される「アプリ型」と「モニター型」の2種類について、それぞれの特徴・魅力ポイント・各種性能などをまとめました。 

 

■アプリ型 

スマートフォンに搭載されているカメラを活用したうえで、自身もしくは第三者の体温測定を実施できるアプリ。 

アプリ型の欠点としては、あくまでスマートフォン内蔵のカメラを使用するため、他のサーマルカメラよりも体温測定の精度が落ちることが懸念される。 

 

■モニター型 

近年、図書館・美術館・各種飲食店・商業施設・トレーニングジムなどにて幅広く導入されているサーマルカメラ。 

顔を近づけることで、自動的に体温を測定してくれる。 

また、サーマルカメラの中でも、比較的安価な価格帯にて販売されている。 

モニター型のサーマルカメラは、各種施設・店舗の出入り口付近に設置するだけで済むため、検温スタッフ分の人件費を削減できる。 

 

サーマルカメラの導入を検討する際は、あらかじめ前述のポイントについて入念にチェックしたうえで、自社・自店舗にとってもっとも適したサーマルカメラを選びましょう。 

 

サーマルカメラは価格帯によって機能がさまざま!

コロナ下の現代において、必須アイテムとなりつつあるサーマルカメラ。
各社も販売に力を入れており、低価格帯から高性能なものまで多種多様な商品が店頭に並んでいます。
検温は現在、マナーといってもいいほど入店・入場時にしなくてはならない行為。
感染リスクの低減や三密回避のためにも、発熱者の早期発見は重要です。
私たちをコロナの危険から守ってくれるかもしれない、サーマルカメラ。
懐事情と相談したあと、最適だと思われるものをぜひ導入・検討してみてください。

 

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