衣類のタイプ別から見る適切な除菌処置方法と消毒作業の必要性

新型コロナウイルスの感染拡大にまつわる報道が、毎日のようにニュースや新聞にて取り上げられています。
このような背景のなか、「日常的に着用する衣類に対して、どのような除菌処置を行えばよいのか?」などの疑問を持っている人も少なくありません。

そこで、本記事ではウイルス感染対策における衣類の適切な除菌処置方法や、除菌の必要性などについて解説します。
衣類の正しい処置方法を知っておきたい方は、是非参考にしてみてください。

衣類の除菌は必要なのか

ウイルスの感染対策として、洋服やコート、靴などへの除菌処置は果たして必要なのでしょうか。

ここでは、各種衣類の除菌にまつわる必要性について解説します。

除菌の必要性1:洋服

Tシャツやワイシャツ、セーター、ズボンなどの一般的な洋服には、数多くのウイルスが付着している可能性が高いといえます。

洋服に使用されている生地の素材や種類によって、ウイルスの付着率や生存率などが大きく左右される傾向にあります。
なお、一般的に流通している洋服の場合、付着したウイルスは数時間~数日程度生き残るといわれています。

ウイルスを部屋に持ち込まないために、帰宅後衣類をすぐに洗濯かごにいれることを推奨します。

また、近年では抗ウイルス加工が施された洋服なども販売されています。
洋服への除菌処置に対して抵抗感を感じている人は、抗ウイルス加工済みの洋服を購入してみてはいかがでしょうか。

ウイルス対策や除菌を徹底するうえで、まずはウイルスが付着しやすい洋服の特徴について知っておくことが重要です。
また、ウイルスの付着率が高い洋服の種類を把握した後、自身が所有する洋服をジャンル分けしたうえで、徹底的な除菌処置を実施するよう意識しましょう。

除菌の必要性2:コート

冬季に着用するコートは、基本的に除菌処置を行う必要性はありません。
コートにまつわるウイルス対策としては、帰宅後にベランダもしくは玄関の風通しがよい場所に干しておくのみで十分です。

また、日差しが直接当たる場所を確保できるのであれば、日光が当たる場所にて天日干しを行うとよいでしょう。
とはいえ、各種ウイルスが付着している可能性が高いと判断できる場合は、必ず除菌処置を実施するよう意識することが大切です。

コートに適した除菌処置方法の具体例については以下のとおりです。

■コートの除菌処置方法
・洗濯機にて56℃以上のお湯で30分以上かけて洗濯する(高温への耐性が整ったコートに限る)
・乾燥機にて80度以上の温度で乾燥処理を行う
・各種ドラッグストアなどで購入できる除菌洗剤を使用したうえでコートを洗濯する

除菌の必要性3:靴

コートと同様に、サンダルやスニーカーなどの靴に関しても、ウイルス対策目的の除菌処置を実施する必要性はありません。
第三者の飛沫がコンクリートなどの地面に落ちたことにより、靴底にウイルスが付着してしまう可能性は限りなく低いうえ、ウイルスの付着量も比較的少ない傾向にあるからです。

大量のウイルスが付着した可能性が高いと判断できる場合でない限り、靴底からのウイルス感染を心配する必要はないといえます。

衣類以外で除菌が必要なモノ

衣類に関する除菌処置について述べてきました。

衣類の他にも除菌処置すべき身近なモノはたくさんあります。

こちらの記事では、ウイルスが付着しやすいモノとその除菌処置について述べております。是非ご参照ください。

ウイルスが付着しやすい場所の具体例と適切な除菌方法

まずは除菌の必要がある衣類の種類や特徴を押さえておくことが大切

いかがでしたでしょうか?この記事を読んでいただくことで、衣類に関する除菌処置の必要性についてご理解いただけたと思います。

徹底したウイルス感染対策を取り入れるためにも、まずは除菌の必要がある衣類の種類や特徴などを押さえておくことが大切になってきます。