オーバーシュートやクラスターの意味

「オーバーシュート」「クラスター」という言葉を聞いたことありませんか?

最近、ニュースなどで耳にするようになったこの文言。

感染症関連のワードだということは分かるけれども、具体的にどのような意味を指すの?

ここでは、オーバーシュートとクラスターの意味について解説します。

その他にもコロナウイルスの蔓延に伴って注目されるようになった「ソーシャルディスタンス」という言葉。その正しい意味について知りたい方は、こちらのソーシャルディスタンスの正しい意味の記事をご覧ください。

オーバーシュートとは、どういう意味?

オーバーシュートとは、「爆発的な患者の増加」を指す文言。

金融・証券業界でも使用されている言葉で、相場が過剰反応しすぎて、価格の変動が行きすぎることを示します。

FA(ファクトリー・オートメーション)用語においても、目標値に到達したあと、現在地が目標値を大幅に上回る状態を「オーバーシュート」と表します。

その他のコロナウイルスの関連キーワード「ロックダウン」、「クラスター」についても知りたい方は、こちらのロックダウンとはどのような意味かの記事とクラスターとはどのような意味かの記事をご覧ください。

クラスターとは何を指す言葉?

クラスターは、英語ではclusterとつづり、果実・花などの房・かたまり、同種のものや生物の集団・一団を表します。

感染症学では、クラスターは小規模な集団感染や、それによってできた感染者の集団を指し、大勢の人たちがいちどきに感染症に罹患することを意味します。

ちなみに50人を超える集団感染のことを“メガクラスター”と呼びます。

 

ほかにも、ビジネス・マーケティング用語としても使われ、ここでも同じようにクラスターは「集団」を意味し、“クラスター分析”といった言葉があります。

その他のコロナウイルスの関連キーワード「ロックダウン」についても知りたい方は、こちらのロックダウンとはどのような意味かの記事をご覧ください。

クラスターが発生しやすい場所とは 

 

新型コロナウイルスのクラスターが発生しやすい場所として考えられるのは、「3密の条件が整った場所」と「大声を出す場所・シチュエーション」です。 

3密とは、「密集」「密閉」「密接」という3つのワードから成る言葉のことを指します。 

 

また、3密は、換気環境が悪い場所にたくさんの人が適度な距離を確保せずに集まっているシチュエーションを意味します。 

 

新型コロナウイルスの感染拡大が始まり出した頃から、「3密に該当する場所・シチュエーションはクラスターが発生しやすい」として、ニュースや新聞などで大々的に報じられていました。 

 

3密の条件に該当する環境下の中で大声を出すことは、屋内にてウイルス飛沫が飛び交いやすくなるうえ、結果的に大規模なクラスターを引き起こしてしまいかねません。 

 

とくに、以下の環境下に分類されるシチュエーションにおいては、クラスターリスクが非常に高いといえます 

 

■クラスター発生リスクが高いシチュエーション 

・ビュッフェ・バイキング形式のレストラン 

・大人数での飲み会 

・複数人でのカラオケ 

・大規模な音楽ライブ 

・人との接触をともなうスポーツ 

(サッカー/バスケットボール/ラグビー など) 

・混雑したプールやビーチ 

・飛行機/船/電車/バスなどでの長時間移動 

オーバーシュートやクラスターを正しく使用しよう

オーバーシュートという言葉の意味は分かりましたか?

、最近、知ったという人も多いと思いますが、実は色々な業界で使われている言葉です。

正しい意味を理解して、使用していきましょう。