新型感染症の蔓延で、学校でも新たな生活様式で毎日を送ることになりました。
多くの子どもたちが通う学校で集団感染(クラスター)が発生したら……。
学校関係者も家族も、皆不安な日々を過ごしていると思います。
そんな学内で有効な感染対策を紹介します。
学校で有効な感染対策とは?
学内でやっておきたい4つの感染対策をお伝えします。
1.健康状態の把握
登校時、学生たちの体温を測るなどして、健康状態を把握します。
万が一、発熱や風邪の症状が見られた生徒がいたら、速やかに帰宅させ、症状がなくなるまで自宅で休養してもらいます。
必要に応じては、病院で受診することも勧めます。
2.手洗い
接触感染を避けるため、手洗いを徹底しましょう。
特に外から教室に入るとき、トイレの後、給食の前後などは念入りに手を洗うことが大事です。
ほかにも、咳やくしゃみをしたあと、鼻をかんだあと、掃除の後、共有の遊具などを触ったあとなども手洗いを励行します。
拭くためのハンカチやタオルも共有しません。
3.消毒
多くの人が触れるドアノブや手すり、スイッチなどは毎日消毒することが大事です。
机といすに関しても、消毒液は使わなくても、界面活性剤入りの家庭用洗剤を薄めた液などを使って拭き掃除をすることでほぼ同等の効果を得ることができます。
毎日の消毒作業は教員の負担になりやすいので、作業分担には注意しましょう。
4.マスクの着用
飛沫感染を防ぐため、体育の授業時などを除いて、全員がマスクを着けることが必須です。
マスクを着用していないときでも、咳やくしゃみをするときは、咳エチケットを守り、ティッシュやハンカチ、袖などで、口や鼻を覆いましょう。
マスクを着けていないときは、ソーシャルディスタンスを保つことを徹底します。
マスクがない、または忘れた生徒に対応できるよう、学校はマスクを常備するようにしましょう。
学校での感染症対策において手指消毒は欠かすことは出来ません。こちらの正しい手指消毒の方法の記事に詳しい方法について記載しておりますので、是非ご確認ください。
体調不良者に対する対応方法
学校にてウイルス感染の疑いがある生徒には、適切な対応を行う必要性があります。
そのため、各教育機関・学校には、独自の感染予防対策ガイドラインの規定を詳しく定めることが求められています。
体調不良者への対応を定めた感染予防対策ガイドラインの詳しい概要については以下のとおりです。
■体調不良者への対応を定めた感染予防対策ガイドライン
1:授業中における健康観察の実施
↓
2:生徒からの体調不調の訴え
↓
3:保健室への移動
(生徒一人で移動できない場合は、教員が同行の基、保健室へ向かう)
↓
4:保健室にて問診および検温の実施
↓
5-1:【体調に異常がない場合】保健室にて待機・療養
5-2:【発熱や風邪の症状が確認できた場合】保護者へ連絡
↓
6:保健室にて保護者の迎えを待つ。
原則として、体調不良者が電車やバスなどの公共交通機関にて帰宅することは禁じられています。
そのため、仮に、自校にてウイルス感染疑いがある生徒が発見された場合は、必ず、保護者の迎えを待つよう徹底することが重要です。
なお、仕事や私用などの都合で保護者が迎えに行けない場合は、教員の自動車などにて自宅まで送り届けましょう。
感染対策を徹底して、生徒たちの健康を守ろう!
学校内で集団感染が発生したらどうしよう……。
そんな不安な日々を送っている人も少なくないと思います。
しかしウイルスに負けないためには、感染対策を徹底するしかありません。
健康管理やマスクの着用など基本的な対策を行って、生徒の安全を守りましょう。
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