
開封済みの消毒液。
使用期限は記載されているけれど、本当にこの日まで使っていいの? と疑問に感じている人もいると思います。
身体に触れる衛生用品だからこそ、安全性は気になりますよね。
ここでは、消毒液の使用期限について解説します。
消毒液の使用期限は何を参考にすればいい?
消毒液の使用期限はパッケージ等に記載されています。
しかし開封後の使用期限はどうなのでしょうか。
開封済みの消毒液の使用期限に関しては、現在、明確な規定はなく、病院ごとの指針に従って使用または廃棄しているようです。
一般社団法人 日本感染症学会のウェブサイト内にある資料によると、高い濃度の製剤は開封後約1~3カ月、低濃度の場合は2~3週間以内に使い切るのが望ましいと述べています。
また約半年~1年以内には使用しきったほうがいい、という意見を述べている専門家もいました。
アルコール消毒液の正しい保管方法を知りたい方は、こちらの消毒液の正しい保管方法の記事をご覧ください。
手作り消毒液の場合の使用期限
自身の手で手作りした消毒液は、果たしてどれくらいの使用期限が保証されているのでしょうか。
以下では、無水エタノールを活用した消毒液にスポットを当てたうえで、各種アイテムおよび消毒液の具体的な使用期限の目安をまとめました。
■手作り消毒液の使用期限(無水エタノール消毒液の場合)
- 開封済みの無水エタノール
・適切な保管方法を守っていれば、いくら開封した後だとしても、基本的には製品に記載されている使用期限と同様の扱いになる。
▼適切な保管方法
・容器の蓋をしっかり閉めておく
・直射日光を避ける
・火気に近づけない
- 開封済みの精製水
・通常の水よりかは腐りにくいが、念のため、できる限り早めの使用を意識するとよい。
▼適切な保管方法
・開封後は、必ず冷蔵庫にて保管する
- 手作りした無水エタノール消毒液
・製作後、1週間以内を目安に使い切るとよい。
・各種用途別に小分けすると、より効率的に使い切ることが可能。
▼適切な保管方法
・使いやすい場所に置いておく
・できる限り直射日光を避ける
・高温になりやすい場所から離す
期限の切れた消毒液には、効果がない場合や逆に人体に危害を加える危険性もあるので、限られた期間での使用を心がけましょう。
消毒液の使用期限にも気をつけよう!
私たちの生活に欠かせなくなった消毒液。
一日に何度も消毒液を使って、消毒する人も少なくないと思います。
使用期限が切れた消毒液は、有効な成分の濃度が下がったり、汚染されたりする可能性があります。
定期的に使用期限を確認して、危なそうなものは廃棄するよう心掛けましょう。
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