
新型感染症の蔓延に基づき、アルコール消毒液を常備している人も多いと思います。
しかしアルコール消毒液には危険も潜んでいます。
ここでは、アルコール消毒液はどのように保管すべきか、を紹介します。
目次
消毒液の正しい保管の仕方
アルコール消毒液の適切な保管方法をお伝えします。
1.火の元には置かない
アルコール消毒液は可燃性であるため、火の近くに置いておくと燃える危険性があります。
なるべく涼しい場所に置き、使用していないものは冷暗所等に保管しておきましょう。
直射日光が当たるところも避けます。
また消毒用アルコールの付近でタバコを吸ったり、マッチを擦ったりするなど、火種になるものを近づけるのもやめましょう。
2.換気を行う
アルコール消毒液の蒸気は空気より重いため、底部に停滞する傾向にあります。
そのため、容器の詰め替えなどを行う際は、換気をしたり、通気性の良い場所に移動したりしましょう。
詰め替え終えた容器には、「消毒用アルコール」や「火気厳禁」と記載しておくと、ほかの液体と間違えることがなくなり、未然に事故を防げます。
3.ふたを閉め忘れない
ふたはしっかり閉めるよう注意しましょう。
ふたが開いていると、液漏れの危険だけでなく、蒸気が揮発してしまい、殺菌効果が薄まります。
また揮発した蒸気を吸い込むことで、めまいや頭痛などの健康被害が出ることも。
ほかにも、揮発した蒸気がライターやコンロの火に触れることで、引火するおそれもあるので気をつけましょう。
4.子どもの手の届かない場所に置く
幼児や子どもが間違えて飲んでしまったり、こぼしてしまったりしたら大変なことになります。
高いところにある棚の中や、カギがかかった扉の中などに収納するのがいいでしょう。
アルコール消毒液の使用期限についても知りたい方は、こちらの消毒液の使用期限の記事をご覧ください。
消毒液の危険性について
日本国内において一般的に普及している消毒液は、人体への毒性が非常に高いといわれています。
また、消毒液を注入した霧吹きにて空間消毒を実施することに対して、吸入毒性の危険性が懸念視されています。
さらには、アルコール成分を配合した消毒液には、引火性がともなうため、細心の注意を払いながら消毒・除菌を行う必要性があります。
近年の日本では、各種施設や会場などをはじめとしたあらゆるシチュエーションや場面において、消毒液の設置スペースが確保されています。
このような背景のなか、消毒液での除菌を施す際に、子どもへの被害が多発している傾向にあるのです。
たとえば、消毒液を自動的に噴射してくれる機械を子どもが使用した場合、状況次第では、消毒液が子どもの顔(目や口)に直撃するケースも少なくありません。
なぜなら、消毒液噴射装置は、大人の身長に合わせて開発・設計されているからです。
前述のような被害をできる限り回避するためにも、たとえば「子どもの顔を手で覆ったうえで消毒をさせる」などの工夫を取り入れることが重要といえるでしょう。
アルコール消毒液は適切に保管しよう
アルコール消毒液の保管方法は分かりましたか?
アルコール蒸気は可燃性であるため、正しく保管しないと火事に巻き込まれる可能性があります。
火の元や直射日光は避けるようにしましょう。
また健康被害などのおそれもありますので、適切に管理することが大事です。
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