新型コロナウイルスの流行もあり、体温を測る機会が増えた人も多いと思います。
最新の体温計はいったいどのような進化を遂げているのでしょうか?
ここでは、「近年の体温計がどうなっているのか知りたい!」という人のために、よくある最新機能を解説します。
最新の体温計によくある3つの機能
近年、発売された体温計によくある、3つの機能を紹介します。
体温計を選ぶ際、ぜひ参考にしてください。
1.非接触測定
最近の体温計によくある機能の一つが、非接触での測定。
体温計というと、脇に挟んだり、口に入れたりといったイメージを持っている人も多いと思います。
しかし近年の体温計は、離れたところからでも簡単に測定できるものが増えているのです。
特に子どもや痴ほう症の高齢者などの健康管理のために体温を測りたいと思っても、脇に体温計を挟んでじっとしていたり、口の中に入れたりすることを嫌がるケースが多々あります。
「上手く体温を測れない……」と悩んでいる人も多いでしょう。
しかし、非接触であれば、触れることなく体温を測れるため、検温の手間が大きく省けます。
寝ている間にこっそり測る、なんてこともしやすいですよね。
また近年は新型コロナウイルスの影響もあり、多くの人が衛生管理に大きな関心を示すようになりました。
万が一ウイルスが体温計についていたらどうしよう……。
そう思うと、毎回体温測定の前後に消毒する必要がありますが、それは大変だと感じる人も少なくないと思われます。
非接触式体温計であれば、触れずに体温を測定できるため、感染症のリスクも抑えられます。
2.体温以外のものも測れる
最新の体温計は、体温だけでなく、ミルクやスープなどの表面温度や室温を測れるものも増えています。
というのも、すべての物体は赤外線を放射しており、その赤外線のエネルギー量を測定することで温度を測れるからです。
非接触式体温計では、スープやミルクなど直接手で触れづらいものも温度確認できます。
ただし、極端に冷たい、または熱いものは測定できないことが多いので、事前に取扱説明書を読んで確認しておきましょう。
3.スピード検温ができる
体温計を脇に挟んで測る場合は約10分、口に入れる場合は約5分待たないと、正常な数値が出ないといわれています。
しかし「忙しい朝、1分だって惜しい」「そんな悠長に体温を測っている暇などない」と感じる人も少なくないでしょう。
そのような人たちの声に応えて、近年の体温計はスピード検温できるものが増えています。
例えば、予測式の体温計は、温度変化から体温が何度まで上昇するか予測してくれるため、20~30秒程度と測定時間が短くなります。なかには1秒以下で測れるものも。
耳の穴に入れて計測する、耳式体温計でも、最短1秒で測れる商品があります。
体温測定をするのは風邪をひいたときだけではありません。体温測定は体のメンテナンスを行う上で非常に大きな意味合いを持ちます。詳しくはこちらの体温測定の目的の記事をご覧ください。
オフィスや店で導入するときのポイント
体温計をオフィスや店などへ導入する場合、どのようなポイントに注意を払っておく必要があるのでしょうか。
以下では、据え置き型ディスプレイ検温器にスポットを当てたうえで、導入時のポイントについてまとめました。
■検温器のサイズ感
設置・導入する場所によっては、小型サイズのデバイスの場合、利用者に気付かれない可能性が考えられる。
対して、複数台の検温器を設置・導入する場合は、できる限りコンパクトなサイズ感のデバイスを選んだほうが、設置スペースに対する圧迫感を軽減できる。
そのため、設置環境およびスペースの規模を考慮したうえで、導入・設置する検温器のサイズを選択することが求められる。
■自立スタンドの選び方と調整
導入する「据え置き型ディスプレイ検温器」によっては、自立スタンドが付属されていない商品もある。
そのため、まずは、自立スタンドが付属されているのか?を確認しておくことが大切。
また、自立スタンドを選ぶ際は、以下のポイントを重点的にチェックしておくとよい。
・自立スタンドのデザインは、設置空間に上手くマッチしているのか?
・デバイスの角度を自由に調整できるのか?
・高さを変更できるのか?
また、多くの子どもが利用する施設では、子どもが勝手にデバイスを操作できない高さに設定しておくことが重要。
なおかつ、大人と子どもの双方とも検温できる角度に設定する。
最新の体温計で毎日の検温を楽チンに!
新型コロナウイルスの影響下、毎日の家族の検温が習慣になっている人も少なくないでしょう。
しかし「昔ながらの体温計で測ると、時間もかかるし衛生面も心配……」と感じている人も多いと思われます。
そのような場合、最新の体温計にすることで、さまざまな問題が解決することも。
「早く検温を終えたい」「消毒の手間が面倒くさい」と感じている人は、そろそろ最新の体温計への替え時かもしれませんよ!
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